2月6日(月)、外務省が主催する「第10回 日本国際漫画賞」の授賞式が開催、本年度の優秀作品が表彰されました。
また第10回を記念したシンポジウムが開催。基調講演ではマンガジャパン代表・里中満智子先生が、パネルディスカッションでは会員の倉田よしみ先生が登壇されました。
「日本国際漫画賞」は漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げるべく平成19年から開催している漫画賞。
日本の漫画文化が海外に広まった感謝の意も込めて、海外の優れた作品を顕彰するのが、最大の特徴になります。
第10回の節目となる今回からこれまでの「国際漫画賞」から名称変更となりました。
今回は、ベルギーで出版された「The Moster of Arms」【剣の師】(漫画:ジョエル・パルノット、原作:グザビエ・ドリゾン)が最優秀賞に選ばれたのをはじめ、中国・ベルギー・ベトナムから優秀賞が選ばれました。
賞の詳細は、「日本国際漫画賞」のホームページをご覧ください。
また、授賞式の前には記念シンポジウムを開催。
里中満智子先生の基調講演では審査委員を第1回から努めている立場から、「日本国際漫画賞」がどのように発展していったのかを講演。日本漫画の歩みと海外への発展の流れをきっかけに「日本国際漫画賞」が始まったことが語られました。
講演では歴代の最優秀作品を振り返り、第1回こそ日本でも著名な香港人作家・李志清氏の作品が受賞したものの、第5回のケン・ニイムラ氏(スペイン)、第8回のナンバラル・エルデネバヤル氏(モンゴル)など、以降はこの賞を契機に注目度が高まった作家を数多く輩出していることを挙げ、海外作家の評価という面でも意義深い賞となっていると言えるでしょう。
また第10回を記念したシンポジウムが開催。基調講演ではマンガジャパン代表・里中満智子先生が、パネルディスカッションでは会員の倉田よしみ先生が登壇されました。
外務省「第10回 日本国際漫画賞」授賞式
「日本国際漫画賞」は漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げるべく平成19年から開催している漫画賞。
日本の漫画文化が海外に広まった感謝の意も込めて、海外の優れた作品を顕彰するのが、最大の特徴になります。
第10回の節目となる今回からこれまでの「国際漫画賞」から名称変更となりました。
今回は、ベルギーで出版された「The Moster of Arms」【剣の師】(漫画:ジョエル・パルノット、原作:グザビエ・ドリゾン)が最優秀賞に選ばれたのをはじめ、中国・ベルギー・ベトナムから優秀賞が選ばれました。
賞の詳細は、「日本国際漫画賞」のホームページをご覧ください。
また、授賞式の前には記念シンポジウムを開催。
里中満智子先生の基調講演では審査委員を第1回から努めている立場から、「日本国際漫画賞」がどのように発展していったのかを講演。日本漫画の歩みと海外への発展の流れをきっかけに「日本国際漫画賞」が始まったことが語られました。
講演では歴代の最優秀作品を振り返り、第1回こそ日本でも著名な香港人作家・李志清氏の作品が受賞したものの、第5回のケン・ニイムラ氏(スペイン)、第8回のナンバラル・エルデネバヤル氏(モンゴル)など、以降はこの賞を契機に注目度が高まった作家を数多く輩出していることを挙げ、海外作家の評価という面でも意義深い賞となっていると言えるでしょう。
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※ナンバラル氏の作品が絵本として配信中です。
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続くパネルディスカッションでは、翻訳家のフレデリック・L・ショット氏、KADOKAWA海外事業部の吉田さをり氏、そしてマンガ家・倉田よしみ先生が登壇。
“世界のマンガ文化をアメコミ・バンドデシネ・日本マンガ
に大別してのそれぞれの特徴や流行の推移について”、“中国圏でのマンガ展開やマンガ教育について”、“各国でのワークショップを通じてのマンガ文化の根付き方に対する印象について”など、各々の立場から世界のマンガ文化の状況を述べ、今後の展望や期待が語られました。
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